編み方で変わる!靴下の特徴

 靴下は編み方を変えることによって様々な特徴を持つようになります。
たった一枚の靴下の中でも、様々な編み方を組み合わせることによって実にいろいろな機能性を持たせることができるのです。

今回は基本的な靴下の編み地や、FOOTMAX商品でも使われている機能的な編み地について代表的なものをいくつかご紹介してみようと思います。



平編み(ひらあみ)/ 天竺編み(てんじくあみ)

もっとも一般的でベースとなる編地です。凹凸の無い編地ですが、ループの前後で表と裏があり、メインとなる表糸、伸縮性のある裏糸の2種類の組み合わせを使用することが多いです。



パイル編

平編みのループを大きく引き出して編地の面にリング状にパイルを出した編地です。
クッション性や保温性等、必要に応じた箇所に部分的に配置することが多いです。

【パイル編みを使用した特徴的な商品】
FXT040  トレックモデル ソルテーレ
・メリノウールと補強糸を組み合わせた極厚パイルが特徴。





タック編

ループを1つずつ形成するのではなく、複数の糸をまとめて1つのループにする編み方です。本来1つ1つのループが伸びるのに対して、複数のループを1つにすることにより、編地の伸びが出にくくなり他の部分より圧がかかるため、主にサポート部などで使用しています。まとめるループの数やタック部分の組み合わせにより圧の強さなどを調節しています。

【タック編みを使用した特徴的な商品】
FXL023 コンプレッションカーフスリーブ
・筋肉の形に沿った左右別設計のテーピング(タック)編みが特徴。





メッシュ編

メッシュ編みについては様々な編み方があるのですが、フロート編(ループを作らない)を利用した編み方が多いです。フロート編は部分的にループを作らずに編む編み方で、表糸をフロート編し、裏糸のみループを形成する事で、編地に隙間ができて通気性が良くなります。

【メッシュ編みを使用した特徴的な商品】
FXR026   ロードレース"ナノ"
・機能的に配置された通気性・軽量感のあるメッシュが特徴



 最初は普通の一本の糸だったものが編み上げることでいろんな表情を見せるのはとても不思議です。おうちにある靴下をチェックして、上記に該当するものがあるか見てみるのも面白いかもしれません。